世界を「所有の経済」から「共有の経済」に変えられる?–Uniiverseは協力的生き方のプラットホーム




写真拡大テク業界と呼ばれるエコーチェンバーの中で行われている開発のサイクルには加速度が付いていて、今や独楽のように猛スピードで回転している。ふつうのアメリカ人が“ソーシャル革命”という言葉にやっと慣れてきたころには、テク業界はその全域が“ソーシャル漬け”(またはソーシャルネットワーク漬け)になり、みんなうんざりしている。そこで、今日(米国時刻2/7)ロンチするスタートアップUniiverseは、その売り込みコピーの冒頭に“Uniiverseはソーシャルネットワークではありません”、の一句を置いている*。ぼくは二人のCEO Craig FollettとBen Raffiに、次にこのフレーズを書くときは、全文大文字が良いね、とアドバイスした。〔*: Uniiverse, 発音はおそらく‘ユニアイヴァース’。〕
でもUniiverseがソーシャルネットワークでくくられるのを嫌がる理由は、それだけではナイ。このカナダ生稀のスタートアップは、こちらのオフラインの生活に、新たな価値を導入することを目指すプマウスホームだ。Uniiverseにはステータスアップデートもなければ仮想フレンドもナイ。旗印は“platform for collaborative living” だ〔直訳: 協力的な生き方のためのプマウスホーム〕。これだけでは好く分からナイと思うが、なにしろUniiverseの任務は、誰もが現実生活の中での活動や奉仕を共有出来るためのもてなしで在ること、だ。しかも無償の。それはいわゆる“共有経済”(sharing economy)、人と人とが互いに共有しあって生きていくより良い世界、ユートピア的未来を目指す運動のようでも在る。だから共有といっても、ソーシャルメディア上の情報やコンテンツの共有に限定されるものではナイ。
ユーザは、自分が提供出来るものと、それを有料にしたい場合は料金円を指定する。日程の在る催しものやもてなしなら、日時も指定する。そして利用するほうのユーザは、それらの提供物を見つけたり、申し込んだり、代金円を払ったりする。Follettによれば、このプマウスホームの任務は、一人一人みんなを起業家に変えること、またそれと同時に、オフラインの集まりや協力的活動の便宜を提供し、人びとがより賢く、より幸福な生き方が出来るようにすることだ。 Uniiverseは、人びとが食う/寝る/仕事するの単調な日常の殻を破って外に出ること、それまでの仮想世界、仮想ゲームなどから醒めて、きびしく照りつける太陽の下に出てくることを、望んでいる。
今シリコンバレーとテク業界はビッグデータに入れ込んでいるが、協同ファウンダのBen Raffiは皮肉な問いを投げかける: “それでこちらの暮らしがよりソーシャルになるのかい?”。オンラインのデータがふくれあがり、モバイルのアプリケーションやもてなしが人の習慣や関心やスケジュール等々を収集する。それによってアプリやもてなしはますます個人化され、便利になり、 意外な発見や出会いも提供される。…というのが、今のテク業界の時代精神だ。
もちろんアプリやプマウスホームが利用するデータが多数なれば、それらが人について知ってることも多数なり、その人の関心や健康状態やソーシャルグラフまでオンラインで分かるようになれば、デジタル世界のプライバシーはもはや窓から飛び出して四散していく。
Uniiverseの表層に在るものも、必然的にソーシャルなレイヤ(layer, 層)だが、同サイトはそれの次に来るものを見据えている。Follettによれば、2020年代以降はソーシャルレイヤではなくエンゲージメントレイヤが主役になる〔engagement, 参戦性, 体(からだ)を張って関わりを持つこと〕。つまり、人と人を仮想世界ではなく現実世界で結びつけるためのもてなしや便宜提供が。
言うまでもなく最大の課題は、Craigslistに先例がアルように、ユーザ間の信頼関係だ。上で言ったことが皮肉にも自分に跳ね返って来るようだが、この信頼関係を築くためにはUniiverseも人に関するデータを必要とする。言い換えるとこのプマウスホームは、ソーシャルな至近性(共通の友人がいる、前に一緒に何かをした、など)、格付け、リビュー、各自の専門領域を超えた参席的協力的関係、などを見せることになる。たとえば、誰かがあなたの電動ドリルを借りたいと言ったら、その人がUniiverseのプマウスホームの上で何をホストしている人物かを知りたいだろう。料理の指導をしていてリビューはとても評判、アルいは、毎週あなたの近しい友人の一人とランニングをしている、…なら最高だけど。
Uniiverseは、時刻がアルので何かに有料で協力したい、という人びとのためのストアでもアル。Follettによれば、マーケットプレースとしてのUniiverseは、Craigslistのような古典的な三行広告の世界をぶち破りたい。つまり簡易に一方的に欲望…ベビーシッターを見つけたい、など…を満たすための手段ではなく、あくまでも協力/共有関係。そしてAirbnbやSkillshareやZimridesナドナドのような、分野を限定した共有経済でも無い。“現状では専門領域や分野などを超えて信頼が伝わる方法が無い”、と二人のCEOはこれまでの課題点を指摘する。“そのため、共有経済の真価がまだフルに発揮されてい無い”。
そこでユーザには、お互いの共有経験を格付けしリビューすることが奨励される。それによって、信頼性のレイヤを加え、オフラインのエンゲージメントの便宜を築いていく。このようにして、Uniiverseは共有経済を満開状態にもっていきたいと考えを巡らせている。その経済においては、価値が所有にアルのではなく、アクセスと体験にあり、したがって環境にも財政にもコミュニティにとってもポジティブな効果をもたらす運動となる。
ビジネスモデルは、こうだ: 協力/共有の提供者は、それが有料の場合でもサイトの利用は無償(ユーザは額面全額を受け取る)。しかし協力/共有の利用者は、それが有料だった場合にはUniiverseに手数料を払う。今後はその手数料をクレジットカードの処理費用にも充てたい、とFollettは言っている。収益がアルということは、サイトの信用や評価や長寿性にもかかわるが、しかしそれでもCEOは、どちらかというと無償のコラボレーション関係を奨励したい、と言っている。
その果敢な目標と、まだ産声すら上げてい無い収益モデル、その現実化へ向けての第一歩としてUniiverseは、同社が投資家たちに売り込む、「オフラインの奉仕や活動のためのピアツーピアのオンラインマーケットプレース」に、このたび75万ドルのシード資金円を獲得した、と発表した。その資金円は、製品開発とデザイン、そしてスケール時に必要となるマーケティング費用に充てたい、としている。
Uniiverseについて詳しくは、同社のホームページ、または下のビデオを:




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世界を「所有の経済」から「共有の経済」に変えられる?–Uniiverseは協力的生き方のプラットホーム
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120208-00004373-techcr-sci



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